松屋、店舗限定だった『未来のレモンサワー』が通常ドリンクに昇格

メニュー店舗限定終売

松屋が店舗限定で展開していた『未来のレモンサワー』が、2026年10月20日、取扱店を限定しない通常のドリンクメニューに加わった。同日、公式サイトの店舗限定メニュー一覧からは姿を消しており、約85日間の店舗限定展開を経て、通常販売のレギュラー商品へと切り替わった形となる。本物のレモンスライスを缶に入れた「PLAIN(プレーン)」「ORIGINAL(オリジナル)」の2種類で、価格はいずれも290円のまま据え置かれている。

サワーやビールといったアルコール飲料は、牛めしや定食を中心とする松屋のメニューの中では珍しい存在で、店舗限定枠から通常ドリンクメニューへ移るのも目立つ動きといえる。

通常メニューに並んだ2缶、価格は290円のまま

通常のドリンクメニューに並んだのは「未来のレモンサワー オリジナル」「未来のレモンサワー プレーン」の2種で、価格はともに290円。店舗を限定しない通常ドリンクとして掲載された。店舗限定ページでの展開期間は2026年7月28日から2026年10月20日までのおよそ85日間で、この間、価格290円・取扱430店という条件に変更はなく、同じ内容のまま通常メニューへと移っている。

商品は、缶のフタを開けると本物のレモンの輪切りが浮かぶ趣向で、7月31日には公式Xがその様子を収めた動画を公開している。発売時の告知画像には「パカッとしてみない?」のキャッチコピーが添えられ、青を基調とした「PLAIN」と黄色を基調とした「ORIGINAL」の2缶、そしてアサヒ「スーパードライ 生ジョッキ缶」(290円)が店舗限定のアルコール枠として並んでいた。

未来のレモンサワー
引用元: 松屋フーズ公式

店舗限定時代は28都道府県430店、東京都だけで4割超

通常メニューへ移る直前まで、店舗限定での取扱店は全国で最大430店だった。現役の松屋店舗全1221店のうち約35%にあたる。分布には大きな偏りがあり、東京都の193店が取扱全体の約45%を占め、都内の現役店舗(337店)で見ても6割近くがこの商品を扱っていた計算になる。

都道府県 取扱店舗数
東京都 193
神奈川県 59
大阪府 58
埼玉県 31
千葉県 30
兵庫県 11
愛知県 8
福岡県 8
京都府 5
宮城県 4

以下、計28都道府県に各数店が点在する構成だった。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)だけで313店と全体の7割超を占め、関西(大阪・兵庫・京都)がこれに続く。一方で、三重・奈良・山梨・岐阜・石川・富山・福井・山口・島根・佐賀・長崎・大分・高知・鹿児島・沖縄・青森・秋田・福島の18県は、現役の松屋店舗があるにもかかわらず取扱が一切なかった。『店舗限定』というより首都圏と近畿圏に絞った展開に近い内容で、今回の通常メニュー入りで、こうした地域差のない扱いへと変わることになる。

約10か月ぶりの再展開を経て、通常メニューへ

『未来のレモンサワー』は今回が初めての登場ではない。過去のお知らせを見ると、2025年9月30日に初めて松屋へ登場している。当時は「1都3県」の松屋452店舗を中心とした地域限定で、プレーンとオリジナルの2種・各290円という構成だった。

初回からおよそ10か月を経た2026年7月の再展開では、松屋に加えて「松のや」の一部店舗も対象に加わり、1都3県から28都道府県430店舗へと展開エリアが大きく広がっていた。価格は初回から変わらず各290円が据え置かれていた。

初回は地域限定、再展開で松のやを含む28都道府県430店へと広げ、そして今回、取扱店を限定しない通常のドリンクメニューへと移った。店舗限定で展開を重ねたうえで通常メニューへ定着させる流れをたどった形で、価格は初回から一貫して各290円のまま据え置かれている。

編集部コメント

本物のレモンスライスが缶で浮かぶ、ひと手間かけた一杯。店舗限定から通常メニュー入りとは、出世したなあ。